2024年05月03日

『アガサ・クリスティー とらえどころのないミステリの女王』 ルーシー・ワースリー 大友香奈子訳 原書房

アガサ・クリスティー とらえどころのないミステリの女王 - ルーシー・ワースリー, 大友 香奈子
アガサ・クリスティー とらえどころのないミステリの女王 - ルーシー・ワースリー, 大友 香奈子

『アガサ・クリスティー とらえどころのないミステリの女王』
 ルーシー・ワースリー
  https://www.asahi.com/articles/DA3S15871185.html

慎重に語り直された作家の一生
  https://book.asahi.com/article/15176770


>一九七六年に八十五歳で幕を下ろした彼女の人生は、世界の歴史上はじめて女性が解放されていった、二十世紀を映す。しかしこれまでは、主に男性的な視点で物されてきた

>とりわけ大スキャンダルとなった有名な失踪事件は、不倫した夫を困らせるために、故意でやったことだと広められてしまう。ミステリーの女王といえど、二十世紀はまだまだ、女の証言は信じてもらえなかった


※自分が読んだ本の感想ではなく、新聞などの書評記事のメモを記すカテゴリーです。
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『女子鉄道員と日本近代』 若林宣 青弓社

女子鉄道員と日本近代 - 若林 宣
女子鉄道員と日本近代 - 若林 宣

『女子鉄道員と日本近代』
 若林宣 青弓社
  https://www.asahi.com/articles/DA3S15871184.html

見過ごされてきた歴史描き直す
  https://book.asahi.com/article/15176769


>140年以上も前から、女性は鉄道の仕事に組み込まれていたのだ。

>女性が採用された理由の一つは、経費の削減だ。明治政府は、近代化政策として鉄道の敷設を進めたが、踏切の監視や遮断機を操作する仕事は、線路工の妻に無償か低賃金で担わせた。

>同じ仕事でも男女の賃金格差は大きかった。安価に雇われる女性たちに男性労働者は危機感をつのらせ、ストライキの要求内容に女性を雇用しないことを掲げたりもした。

>本書が示すのは、今解決すべき課題でもある。

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『幻のレコード 検閲と発禁の「昭和」』 毛利眞人

幻のレコード 検閲と発禁の「昭和」 - 毛利 眞人
幻のレコード 検閲と発禁の「昭和」 - 毛利 眞人

(書評)『幻のレコード 検閲と発禁の「昭和」』
 毛利眞人 講談社
  https://www.asahi.com/articles/DA3S15871186.html

近現代史の中で検閲史分析
  https://book.asahi.com/article/15176775

>レコードの検閲が近現代史の中で、いかなる形を辿(たど)ったかを分析し、示唆に富む表現でまとめている。検閲の仕組みが活字などと異なり、レコードマニアともいうべき検閲官(検閲そのものに当たるのは1人だけ)の趣味のレベルで行われていた節があるという

>検閲基準が法的に整備されたのは昭和9(1934)年だという。戦後、検閲する主体は「官から民」に変わったとの見方も提示されている。

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