2024年11月04日

「あなたという人間は、あなたが読んできたもの」



(斜影の森から:42)
書を離れ、紙を捨てて、人は何処へ 福島申二

  https://www.asahi.com/articles/DA3S16068217.html

>「You are what you eat」という慣用表現は「あなたという人間は、あなたが食べてきたもの」という意味だ。この「eat」は「read」にも置き換えられるだろう。つまり「あなたという人間は、あなたが読んできたもの」。これにはごまかしのきかないところがある。

>「もしもわれわれが支配者を選ぶときに、候補者の政治綱領ではなく読書体験を選択の基準にしたならば、この地上の不幸はもっと少なくなることでしょう」。これはノーベル文学賞の詩人ヨシフ・ブロツキーが、1987年の受賞講演で述べた言葉である(沼野充義訳)。ユダヤ系でソ連からアメリカへ亡命した人だけに説得力がある。

>となれば、こちらも衆院選の投票を前に候補者の本棚を見たくなる。言葉を大切にする人かどうか。考えることを面倒がらない人かどうか。舌先三寸のスピーチよりも、並ぶ背表紙のほうが人物を語って雄弁かもしれない。

愛読書による投票も人気取りになったら困る。
これも真剣に選ばないといけない。
麻生太郎がマンガ好きだというだけでネトウヨが麻生太郎を支持するのだから。

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posted by 三丁目の書生 at 08:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 覚え書き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

「本読みデモ」で反戦の思い表明



街頭で広がる本読むデモ 「あなたのやり方で」反戦の思い表明
  https://www.asahi.com/articles/ASS8103PBS81TIPE00XM.html

みんなで読書「本読みデモ」 街頭で発言苦手、でも反戦の思い表明したい
  https://www.asahi.com/articles/DA3S16003952.html

>そんな時、SNSで、1人で本を読むデモを企画している人がいることを知った。人前で話したり、大きな声を出したりするのは苦手だが、「これならできる」と開催を決めた。

>紛争が始まり、デモをしようかと考えたが、「地方だと声を上げて行進するのはハードルが高い」。まずは、様々な思いの人が参加できる場を作ろうと考えた。

>本読みデモ発起人の40代女性は「大きい声だけじゃなく、小さな声もある。あなたのやり方でいいんだよ、と思っています」。

>本読みデモの場合、「知識を得る」という別の意味を見いだせ、日常に近い形なので参加のハードルが下がる。「本を読むのも運動になるという認識が強まるのは良いこと。社会運動はこうあるべしという固定観念が少し外れてきたと思う」と評価する。


まあ私もブログや旧Twitterで一人デモやってるようなもんだ。


いい本を「買って応援」するのも
下らない本を「不買運動」するのも
有効な意思表明だと思います。




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posted by 三丁目の書生 at 08:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 覚え書き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする