2024年12月08日

「大学改革」が奪った研究の自由 競争が目的化したその先にあるもの



「大学改革」が奪った研究の自由
 競争が目的化したその先にあるもの

  https://www.asahi.com/articles/ASS8W1DHDS8WUPQJ009M.html

>ここ数十年の「大学改革」は、文教政策として「一番やってはいけないこと」をやってきました。大学と研究者を競争に駆り立て、「役に立つ研究」への「選択と集中」を進め、自由で多様な研究と教育ができる環境を奪うことです。

>この方向を決定づけたのは、2004年の国立大の独立行政法人化です。独立行政法人とは、いわば国の「代理人」です。国が大学を直接運営するのは非効率だ、運営は代理人にやらせて、国は代理人同士を競争させるべきだという考え方です。

>3〜5年の任期付き雇用の教員は、その間に目に見える成果を出さなければ職を失うという切迫感から、手頃な成果が確実に見込まれる小さな研究しかしなくなります。これらが日本の研究力低下の大きな原因です。

>特に現代のように変化が激しく先行きが不透明な時代は、いつどんな知識や技術が突然必要になるか、あるいは不要になるか、誰にも分かりません。新型コロナの流行のときも、長年あまり注目されてこなかった地道な研究が大きな役割を果たしました。災害や戦争のような偶発的で突発的な事態に備え、国民の安全と豊かさを守るには、研究と教育の自由と多様性を保障する必要があります。「学問の自由」は、国民の権利であると同時に、国防と国益のための手段でもあります。「大学改革」は、その両方をないがしろにしているのです。


研究の敵・教育の敵・学問の敵・大学の敵・国民の敵・自公政権!!

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ラベル:選択と集中 学問
posted by 三丁目の書生 at 08:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 覚え書き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

『スイッチ 悪意の実験』 潮谷験 講談社文庫

スイッチ 悪意の実験 (講談社文庫) - 潮谷験
スイッチ 悪意の実験 (講談社文庫) - 潮谷験

(売れてる本)『スイッチ 悪意の実験』
 潮谷験 講談社文庫
  https://www.asahi.com/articles/DA3S15737275.html

読みやすさと奥深さが両立したミステリー
  https://book.asahi.com/article/15002376

>スイッチを押そうと押すまいと六人には何のメリットもデメリットもないという条件下で、それでもあのパン屋を破滅させようとする者が現れるか、つまり、理由のない悪が存在するのかを、安楽は実験したいのだという。

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ラベル:本の覚え書き
posted by 三丁目の書生 at 08:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 覚え書き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年12月04日

「光る君へ」は失敗やと? そんなアホな!!



過去最低視聴率は免れそうだが…
NHK大河「光る君へ」はどこが失敗だったのか?

 https://n.bme.jp/68/314/25609/135875

>NHK大河ドラマ「光る君へ」は、なんとか世帯視聴率で過去最低は免れそうだが、良くも悪くも、まるで話題にならないまま12月15日放送で終わる

「『光る君へ』は左大臣や蔵人などの官位制、天皇の権力、当時の婚姻習慣などの予備知識がないと理解しにくいんです」

「時代や社会背景の説明部分が薄く、分かる人にしか分からないドラマになっちゃったというのが致命的でしたね」(ベテラン放送作家)

「視聴率は低いですが、意識高い系の女性には評判がいいんです。さまざまな壁にぶつかりながら、最高権力者や男社会におもねることなく、自分はこう生きたいという道を選んでいく主人公に共感するのでしょう」

>今年は前期の連続 テレビ小説「虎に翼」も「光る君へ」も、女性の活躍と自立を描いた。夫婦別姓やジェンダー問題に一石を投じたいというNHKの狙いは間違っていなかったが、トラツバは大好評、ヒカキミはずっこけた。「光る君へ」は大河でなく、2クールくらいの連続ドラマだったらもっと評判になったはずだ。


私は面白いと思ったし旧Twitterでも盛り上がっていたと思うんやけどな。
大河ドラマが信長・秀吉・家康ばかりになると面白くないわ。
逆に言うと、信長・秀吉・家康ばかり見とけばええ・作っとけばええとなると、
それは日本人の知的レベルの退化ではないのか!!


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posted by 三丁目の書生 at 19:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 63光る君へ24 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2024年12月01日

希望与える本並べた72年 伝説の書店「コバショ」閉店



伝説の本屋、72年で幕「生きるに値すると思える本」出会える場所
  https://www.asahi.com/articles/ASS5Y0TXLS5YPIHB001M.html

希望与える本、並べた72年 伝説の書店「コバショ」、31日に閉店 兵庫・尼崎
  https://www.asahi.com/articles/DA3S15946268.html

>手書きの紹介文を添えたり、トークイベントを店内で開いたり。いまでこそ個性の際立つ独立系書店は多いが、その先駆けともいえることを昔からやってきた。

>コバショの軌跡は、20年にドキュメンタリー映画「まちの本屋」(大小田直貴監督)になり、全国各地で上映された。同じ時期、コバショを題材にした小説「仕事で大切なことはすべて尼崎の小さな本屋で学んだ」(川上徹也著、ポプラ社)も刊行された。


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posted by 三丁目の書生 at 09:20| Comment(0) | TrackBack(0) | 覚え書き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする