
アステリオス・ポリプ - デイヴィッド・マッツケーリ, 矢倉喬士, はせがわ なお
『アステリオス・ポリプ』 デイヴィッド・マッツケーリ
矢倉喬士、はせがわなお〈訳〉 サウザンブックス社
https://www.asahi.com/articles/DA3S16074464.html
マンガの可能性に徹底的にこだわった、驚嘆すべき一作
https://book.asahi.com/article/15494972
>これだけ内容と表現形式を練り込んだマンガに今まで遭遇したことがあっただろうか。読み返す度にそんな思いが湧いてくる。
>彼の現在と過去と記憶が交錯する展開の中に、歴史や神話、認識論や文化論など、多くの現代的な問題に結びつくテーマがちりばめられ、マンガという形式のもつ可能性に徹底的にこだわりながら思索が深められていく。
>マンガとは、つまるところ絵と文字の組み合わせだ。著者はそれを線、面、形、色などの根源的な次元にまで降り立って、思い切った表現を試みる。
>表現の注目点を変えながら、何度も読み返すと、この作品に投入されたアイデアの量に圧倒されるが、作品の外観は簡潔でシンプルだ。
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ラベル:本の覚え書き