2009年11月05日

すぐに役立つ銭流なるほど手相術 文字が多い上級・実践版



 図版が少なく、細かい字がぎっしりと詰まった文字中心の手相の本。
 著者・銭天牛師が長年実際に手相を鑑定してきた経験や考察などがたっぷりと書かれていて非常に勉強になるのう。
 手相を勉強するには、図中心の入門書を数冊読んだ後は実際の手を読みながらこういった実際の鑑定例や経験談が書かれた本を読むのがいい。
 健康線や二重生命線など、一般的に普及している意味とは違った解釈が述べられている。本当に健康線の解釈は難しいのう。
 
「手相の記述はむしろ詩のように理解しなければならない」
 
という記述がある。
 銭天牛師は小説家やライターとしても活躍していたようで、本書でも詩のような表現が随所に見られる。
「後記に代えて」の最後に掲載された詩もいいのう。
 
 1989年初版の本であるが、銭天牛師が以前に出された著書の原稿をもとにしているようじゃ。
 8ページの分量の「後記に代えて」は非常に密度が濃い。この部分だけでも読む価値がある。
 1994年の藤田小女姫殺害事件や1995年の阪神・淡路大震災なども触れられていて、その後の時代を一気に駆け抜けている。
 
 アメリカのカール・セーガン(科学政治屋だとか政府予算のブン取り屋だと書かれている)に発する占いの科学的研究事件が日本に波及してTV局が始めた反・占いキャンペーンで銭天牛師が矢面に立って戦った事件についても触れられている。こんなことがあったんじゃのう。こういった先人の活躍があってこそ現在の運命研究がある。運命研究に携わる者にとって知っておくべき歴史じゃ。
(アメリカのカール・セーガン達が行った研究の結果、占いは科学的に正しいという結論が出たがセーガンが別の報告をでっち上げて報告、研究に携わった科学者達が怒ったという。
 ネット上を検索してみたところ、このいきさつについて書かれたサイトを見つけることはできず、セーガン博士を褒め称えるサイトばかり出てくる。
 一体どんないきさつがあったんじゃろうか。科学と運命学研究の歴史上、忘れ去られたようになっている事件じゃが、もっと知られる必要があるのう。
 当時のいきさつについて知っておられる方の情報求む。)

  
銭天牛サイト http://members3.jcom.home.ne.jp/senn-jr-bass/
 
   


↑『成功と幸せを呼び込む手相力』アマゾンキャンペーンで作成して頂いた「ありゃましょうかい」名前ロゴじゃ。



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posted by 三丁目の書生 at 18:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 占い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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