2024年02月17日

光る君へ 6 二人の才女 花山ミカド政権倒閣運動激化! 詮子さまが新軍団結成!?

大河ドラマ 光る君へ 紫式部とその時代 (TJMOOK) - 倉本 一宏
  大河ドラマ 光る君へ 紫式部とその時代 (TJMOOK) - 倉本 一宏
 
週刊平安春秋 第6号



花山ミカド政権倒閣運動激化!
 燎原の火が燃え盛る!
  忯子さま崩御で政権投げ出し寸前!
   もはや岸田政権末期の様相!!

  
 

 週刊誌の見出し風に楽しんでいる私としては政争・派閥争いの類いが面白いですね。
 今回、花山天皇派の藤原義懐(高橋光臣)・藤原惟成(吉田亮)が先手を打って若手官僚二人を懐柔しようとしましたが、何で四人の仲良しグループ全員を招待しなかったのでしょうか。この辺が器の小ささを感じさせます。もっとも、四人の仲が悪い場合は分断するのはいい方法ですが。
 道長(柄本佑)は義懐(高橋光臣)なんかより父・兼家(段田安則)の方が「ずっと良いと思いました」、と言っていました。ドラマ的には義懐・惟成は身分が低い成り上がりの上に人間的にも劣るというやられ役的キャラとなっていますが、本当のところはどうなんでしょうか。

[wikipedia:藤原義懐]
[wikipedia:藤原惟成]






政界極秘情報
 詮子さまが新軍団結成!?
  左大臣を強引にヘッドハンティング!
   三男・道長も加入か!?
    右大臣家と軍団抗争開始か!?
     目指すは政界ゴッドマザー



 道隆(井浦新)や道長(柄本佑)も戦列に加わり人勢豊富な右大臣家ですが、詮子(吉田羊)様が独自の動き。人が好さそうな左大臣・源雅信(益岡徹)を強引に手下にしてしまいました。
 しかし左大臣にとって悪くはない立場です。逆に言えば、二股かけている状態であり、情勢によって有利な方に寝返ることができます。
 かつてプロレスの軍団抗争を楽しんでいた私としては、こういう軍団抗争は自分が巻き込まれるのは御免ですが、ドラマとして見てる分には非常に面白いものです。



 
「この国をより良き道に 導いてまいろうぞ」
 藤原道隆主催の漢文の会 盛大に開催!
  売り出し中の若手官僚達が集結!
   芥川賞候補の二人の才女も参加!!


「為時殿のご息女 いかがかな」
と指名され、自分も漢文を披露するのかと思えば講評を求められたのですか。
 いわばコメンテーターとして扱われていたのでした。
 それにしてもこの時代の宮廷の貴族の皆様は漢文の知識があったのですね。
 それに引き換え現在の政治家は漢文どころか漢字すら読めない連中がウヨウヨと。

 そして時空を超え清少納言さまが登場!紫式部と夢の共演です。
 父・清原元輔(大森博史)はまひろの父・藤原為時(岸谷五朗)の同業者でありこのドラマでは珍しく藤原姓ではない方。
 為時さんも就職活動には苦労していましたが、清原元輔さんはどうだったのでしょうか。

[wikipedia:清原元輔]

 そしてききょう(ファーストサマーウイカ)さまは自由奔放な強烈なキャラを見せつけてくれました。
 まひろさんも周囲から浮くような描写がありましたが、ききょうさんはもっと浮きそうな性格です。ききょうさんは普段はどのような生活をしているのでしょうか。本ドラマのスピンオフ編としてききょうさんを主人公としたドラマを見てみたい気がします。
 しかしききょうさんというと私などは桔梗屋さんや弥生さん(@一休さん)を思い出す世代です。

 ところで、この漢文の会には講師役としてまひろの父・藤原為時(岸谷五朗)先生がしれっと参加しています。藤原為時先生といえば師貞親王(現・花山天皇)のお師匠さんであったため、藤原義懐(高橋光臣)・藤原惟成(吉田亮)と並んで花山天皇のお気に入りに登録されていました。しかしその正体は藤原兼家(段田安則)が師貞親王を調査するために送り込んだスパイであり、当然給料も兼家が出していたのでした。そんな人が不用意に道隆主宰の会に参加して花山天皇から疑われないのでしょうか。


 ところで、藤原兼家(段田安則)が円融天皇(坂東巳之助)の食事に毒を入れて退位させたことは、円融天皇自身もその夫人・詮子(吉田羊)さまも知っていて公言しています。これは公然の秘密というものでしょうか。
 思えば現在の日本も公然の秘密だらけです。韓国の反日カルト宗教に選挙を手伝ってもらったり税金で支持者を接待したり公文書を改ざんしたり税金をちょろまかしたり、誰でも知っているのに知らないふりをしています。日本の政治は平安の摂関政治からちっとも変っていないんですね。

 そして藤原斉信(金田哲)や藤原公任(町田啓太)はバカ騒ぎしている義懐・惟成よりも教養あふれる道隆(井浦新)を選びました。しかし今の政治家ならどちらを選ぶでしょうか。台風被害のさなかに政権の実力者たちが「赤坂自民亭」とか言ってどんちゃん騒ぎしているくらいですから……。

炎上居酒屋「赤坂自民亭」
各紙読み比べで見えてきた「ギョッとする事態」
振り返っておきたいあの「会合」をめぐる報道
  https://bunshun.jp/articles/-/8206




ドラマをもっと楽しむ用語集 第六回
  https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/pY9O7ldkk5/

 
NHK2024年大河ドラマ 光る君へ THE BOOK - 東京ニュース通信社
  NHK2024年大河ドラマ 光る君へ THE BOOK - 東京ニュース通信社

光る君へ 前編 NHK大河ドラマ・ガイド - 大石 静, NHK出版, NHKドラマ制作班
  光る君へ 前編 NHK大河ドラマ・ガイド - 大石 静, NHK出版, NHKドラマ制作班

[wikipedia:光る君へ]

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posted by 三丁目の書生 at 17:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 63光る君へ24 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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