2024年03月02日

光る君へ 8 招かれざる者 政界勢力図激変!? 右大臣次男がミカドに急接近!!

大河ドラマ 光る君へ 紫式部とその時代 (TJMOOK) - 倉本 一宏
  大河ドラマ 光る君へ 紫式部とその時代 (TJMOOK) - 倉本 一宏

 
週刊平安春秋 第8号







 血気盛んに藤原義懐(高橋光臣)を怒鳴りつけ突き飛ばしていた兼家(段田安則)が突然倒れるとは!
 しかし三大臣がミカドに直訴していればどうなっていたか知りたい気もします。
 怒るのは血管に悪いようで、何とかいう法王も激怒した瞬間に突然死した、と世界史の時間に習いました。
 それにしても陣定(内裏の近衛陣座で開かれる公卿会議)を廃止するとは、花山天皇(本郷奏多)も過激な独裁政治を行います。
 ミカドお気に入りの藤原義懐(高橋光臣)が威張っていて、他の公卿達から反感を買っています。
 日本的風土では普通は権力者になびく者が続出するものですが、今回に限っては誰もが義懐を嫌っていてミカド政権が少数与党の立場です。これでは長く持ちそうにありません。
 ただ、前回いないことになっていた藤原惟成(吉田亮)は今回は末席に着座していました。しかし発言も動きもないので存在感ありません。








 忯子(井上咲楽)さまは右大臣兼家(段田安則)の呪詛で殺された!?
 な……、なんだってえ〜〜〜!!
 本人が言ってるんだから間違いない!
 これ、本当だったらすごい事件ですよ。
 普通なら厳しい吟味が始まるところではないでしょうか。
 ところが何事も起こらずにスルーされているのだから、兼家はもはや天皇を超えたアンタッチャブルな存在なのです。
 しかし思えば現在の日本でも、税金を使って支持者を接待したり公文書を改ざんしたりカルト宗教に便宜を図ったり税金を中抜きしたり……。明らかなことなのにスルーされて誰も辞任したり逮捕されたりしていない(トカゲの尻尾除く)のだから、日本の政治は全然変わっていないんですね。






 なぜか突然、兼家次男・道兼(玉置玲央)が為時(岸谷五朗)に接近。ミカドへの取り次ぎに利用します。ちやは(国仲涼子)殺害犯のくせに図々しい奴です。
 この件についてツイートを拝読しましたら、道兼が殺害したのは為時の妻だったことを知っていたのか、知っていなかったのか、色々な見解があります。色々な意見を拝読できるのは面白いことだし勉強になります。
 私の印象としては、道兼は知らなかったのではないかと思います。あのやり取りは本当に知らなそうです。もし知っていたとしたら多分訪問できないだろうキャラ設定になっていると思います。(本当のところはよく分からないのですが、私の解釈はそういうところです。)
 ただ、父の兼家は知っていたのかどうかは分かりません。家のスキャンダルを抹殺するため道兼の従者を口封じした兼家なら、知っていたのなら為時一家全員を口封じしかねません。ただし、知ったのが後になっていたのなら、もうこの一家は口外しないだろうと甘く見てスルーするかもしれません。
 道長(柄本佑)がまひろ(吉高由里子)から真相を聞かされた後、父に報告したかどうかが問題です。有力者の父にまひろ一家に便宜を図ってもらいたいために言ったのかもしれません。しかし道長はそんな風に政治的な言動をするようなキャラ設定ではないように思えます。

 道兼(玉置玲央)の言っていたことは嘘だと、今まで見ていた限りは思います。別に道兼は道兼に暴力をふるってはいなかったし、仲間外れにはなっていません。道隆(井浦新)が道兼をねぎらうシーンがありました。むしろ弟に暴力をふるっていたのは道兼の方です。
 ただ表面的に見た限りはそうですが、ツイートを見ると、内面的な面では冷遇されていたと深読みする意見もあり、勉強になりました。

 どうやら兼家(段田安則)の意識は回復しているようです。病気を利用して何かを企んでいるようです。
 しかし現実的にこれを行うのは十分な情報統制が必要です。意識があるのなら腹も減るしトイレにも行く必要があります。

 そして道兼の芝居にコロッと騙されてしまうミカドも為時も甘いと言えます。あまり甘過ぎると社会で生き残っていくのはは難しいと言えるでしょう。当然私もすぐに騙される甘い部類であります。ドラマのことより自分のことを心配しないといけない立場です。果たして私はこの先、どうなっていくのでしょうか。しかしながら優れたドラマや映画や小説から人生について勉強していくことは可能なのであります。













をしへて! 佐多芳彦さん 〜害を取り除け! 寄坐って?



ドラマをもっと楽しむ用語集 第8回
  [https://www.nhk.jp/p/hikarukimie/ts/1YM111N6KW/blog/bl/ppzGkv7kAZ/bp/p5G7gd3265/]


 
NHK2024年大河ドラマ 光る君へ THE BOOK - 東京ニュース通信社
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光る君へ 前編 NHK大河ドラマ・ガイド - 大石 静, NHK出版, NHKドラマ制作班
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posted by 三丁目の書生 at 17:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 63光る君へ24 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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