株価史上最高値でも庶民は投資をやめるべき
https://n.bme.jp/68/314/21357/135875
>政府は新NISAのメリットをPRすることで、個人投資家も押せ押せムードにのっているわけだが、プロがシノギを削る“鉄火場”にシロウトが“参戦”するのは危険だという。その根拠のひとつが、株価が上昇し、時価総額が増えても、日本経済はよくなっていないことだ。どういうことか。
「GDPの個人消費は3期連続マイナスで、株式相場のイメージほど日本全体の景気はよくなっていないのです。年度替わりを挟んだ調整局面という見方もありますが、平均株価は4万円前後で停滞しています。史上最高値に向かったときの勢いはなく、相場は必ずしもよくない。何より、今後の世界がどうなるか、まったく予測できません。株式投資は、未来を予想するものです。この国内外の状況では、個人が手を出すべきではありません」
「トランプ氏の元側近は米議会襲撃事件に関与したとされる極右のスティーブ・バノン氏で、娘婿のクシュナー氏はガザ地区をめぐって過激な発言をした過去があります。米大統領選の状況によっては、その先がまったく見えません。予測できないことが毎日、繰り返されているのが世界なのです」
「日本の人口構成は、富裕層とそれ以外に二極化してきています。投資ができるのは、資金に余裕がある富裕層で、多くの庶民は生活が大変で株式投資に回す余裕資金はないはずです。失ってもいいと思える資金で面白いと思えれば、株式投資に回すのはいいのですが、そうするとそれは投資ではなく、投機になります。そのスタンスで株式投資初心者のシニアが、今後の生活資金である退職金などを株式投資につぎ込んで失うと、取り戻すのが難しい。老後の生活に困るので、シニアの初心者はやらない方がいいです」
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前提条件は同じでも、
「だから投資はやめるべき」
「だから投資を始めるべき」
と逆の結論が出てくる。
最後に判断するのは各人それぞれです。
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