2024年08月10日

(旅する文学)和歌山編 人も土地も小説もダイナミック



(旅する文学)和歌山編 人も土地も小説もダイナミック 文芸評論家・斎藤美奈子
  https://www.asahi.com/articles/DA3S15675652.html
  https://book.asahi.com/article/14947061

>近畿のお荷物なんて誰がいった。近畿の重石(おもし)と呼んでほしい。和歌山には、読書の醍醐(だいご)味が堪能できる重量級の作品がそろっている


母娘三代を描いた『紀ノ川』有吉佐和子
>川を背景にした文字通りの大河小説


『枯木灘』中上健次
>一族への愛憎と熊野の風土が相まった世界は唯一無二


辻原登『籠の鸚鵡(おうむ)』
>関西国際空港の建設計画が進む80年代の和歌山市が舞台。戦後最悪の暴力団事件・山一抗争をベースにした虚々実々の犯罪小説


津本陽『深重(じんじゅう)の海』
>滅びゆく伝統捕鯨へのレクイエム


鈴木光司『ブルーアウト』
>ホラー作家の印象を一変させる堂々たる海洋小説


>和歌山が生んだ傑物といえば南方熊楠。神坂次郎『縛られた巨人』(1987年/新潮文庫)は近年の熊楠ブームに火を付けた伝記小説である。和歌山市に生まれ、20歳で渡米。アメリカ各地を放浪した後、大英博物館に勤務。明治33(1900)年に帰国した後は、県内の植物調査に没頭する一方、田辺を拠点に神社合祀(ごうし)反対運動に奔走した

>人も土地柄もダイナミックな和歌山県。小説もダイナミックだ



辻原登『籠の鸚鵡(おうむ)』
  https://yorodzu.seesaa.net/article/504275788.html



 

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ラベル:和歌山
posted by 三丁目の書生 at 08:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 本の紹介 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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