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— 三丁目の書生(20世紀少年少女SFクラブ) (@aryamashoukai) August 19, 2024
>本人に聞くと、「戦争で、自分が経験したすごく嫌だったりつらかったりしたことを伝える。それがどういうものかっていうのは、読んだ人が自分で考えればいい」と言うんです。つまり、最初から結論を示すのではなく、水木が経験したことを想像してほしいということです
「ゲゲゲの娘」に聞いた…水木しげるが望んでいた世界と現実
https://n.bme.jp/68/314/23169/135875
>太平洋戦争を兵隊として体験した漫画家は限られると思います。例えば、手塚治虫先生は当時は若くて、召集されていないんですよね。
>水木は93年間生きて、60年ほどを漫画や紙芝居などの画業に費やしましたが、最も鮮烈に覚えているのが戦争体験。実際、亡くなる前などは当時のことばかり話していました。寝ていても、パッと目覚めて「ここはラバウルか?」と大真面目に言うことがありました。夢にもしょっちゅう戦友が出てきたようです。私の母が隣で寝ていたら水木の「おい!」という叫び声で目覚めたのですが、戦友に話しかけても全然返事をしてくれない夢を見ていたそうです。
>ラバウルは物凄い激戦地でした。より前線に近いズンゲンにいたので、仲間が次々と亡くなるんです。「仲の良かった人や、親切でいいやつほど早く亡くなる」と話していました。教官に理不尽に殴られたり、酷いことを言われることもあった。人に対する信頼感といった部分が根底から覆され、人生観そのものが大きく変わってしまったようです。
>水木は「戦争反対」を前面に出した作品はあまりないんです。インタビューを受けても、当時あったことを淡々と話すだけなんですよ。記者の人が「じゃあ、戦争は良くないですよね?戦争反対ですよね?」などと聞いても、あえて答えないんです。もちろん、水木は戦争には反対なのですが。
>本人に聞くと、「戦争で、自分が経験したすごく嫌だったりつらかったりしたことを伝える。それがどういうものかっていうのは、読んだ人が自分で考えればいい」と言うんです。つまり、最初から結論を示すのではなく、水木が経験したことを想像してほしいということです。「戦争反対」という言葉が先行してしまうと、作品の受け取り方もどこか平板な感じになってしまうと思います。
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