2025年03月16日

テキヤの経済学【共存共栄】/消えた昭和の仕事



>柔軟な運用の理由は、出店する露店にバラエティーがあった方が祝祭空間がにぎやかになるからです。お客さんがたくさん集まれば、自分の売り上げも上がるという経済的な面はもちろんあります。同時に、彼らには「地域の構成員」という強い自負もありました。「地域住民のために縁日を盛り上げねば」という責任感もあったはずです。

>テキヤはきわめてローカルな存在です。「寅さん」のように全国を移動して商売するテキヤは現実にはほとんどいません。移動の経費をかけないために近場で商売し、商店街とのパイプを持ち、地元の人間関係にも精通している。アウトロー的な存在でありながら、「あの親分のところの人なら」という信頼感のようなものが地域にありました。自分たちの仕事に関して口が重い人が多い中で、私の調査に協力してくれたのも、私が墨田区の地域住民だということが大きかったと思います。







テキヤ稼業のフォークロア - 厚香苗
テキヤ稼業のフォークロア - 厚香苗





(リレーおぴにおん)100年目の昭和:6
 担ぎ屋、押し屋…消えた仕事 澤宮優さん

  https://www.asahi.com/articles/DA3S16103303.html

担ぎ屋、押し屋
・・・消えた昭和の仕事 現代を生きる私たちへの問い

  https://www.asahi.com/articles/ASSD623P5SD6UPQJ00DM.html

>様々な小売店が減っています。かつては、そこで交流が生まれ、地域コミュニティーが形成されていました。私の実家は雑貨屋を営んでいましたが、雑貨を買うついでに茶飲み話をしていく近所の人たちがたくさんいました。地域には、様々な境遇にある人、様々な職業の人を受け入れ、助け合おうという雰囲気もありました。幼かった私もそうした交流から世間を知りました。いま、どれほど住民が交流できる場があるでしょうか。コンビニエンスストアやスーパーなどは便利ですが、そうした会話はあまり生まれません。

>これからも、想像もつかない速度で社会は変わっていくでしょう。昭和の消えた仕事と人々に思いをはせ、便利さに懐疑の念を持つことを忘れないでいたいと思います。



イラストで見る昭和の消えた仕事図鑑 (角川ソフィア文庫) - 澤宮 優, 平野 恵理子
イラストで見る昭和の消えた仕事図鑑 (角川ソフィア文庫) - 澤宮 優, 平野 恵理子



【ラベル / 大道芸】
 
【ラベル / 香具師】


 

ツイッター相互フォローで相互協力しましょう!
  https://twitter.com/aryamashoukai
フォローして頂きましたら3日以内にリフォローさせて頂きます。
但し、ネトウヨ・軍国主義者・金儲け系・マルチビジネスなど
倫理上問題のあるアカウントはブロックします。
  
【以下のサイトもよろしくお願いします】
◎OLDIES 三丁目のブログ
  https://diletanto.hateblo.jp/
 
☯万年週末占い研究青年の覚え書き
  https://iching.seesaa.net/
 
☆20世紀少年少女SFクラブ
  https://sfklubo.net/
 
◎SF KidなWeblog
  https://sfkid.seesaa.net/
 
◆快眠・早起き朝活・健康生活ブログ
  https://sfclub.seesaa.net/

(なお、当ブログはアフィリエイトを利用しています)


ラベル:香具師 大道芸
posted by 三丁目の書生 at 08:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 覚え書き | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック