2025年04月27日

黄表紙 物事を穿ち 知的な笑い誘う



>黄表紙は画文一体の娯楽本、草双紙の一種。草双紙は赤本に始まり、内容も「桃太郎」などの子供向けだった。

「そんな絵本に大人向けの要素を入れたら面白いと考えたのが春町や版元の鱗形屋(うろこがたや)孫兵衛だった」

>「金々先生栄花夢」をはじめとする黄表紙には、文字だけの「洒落本」に通じる「うがち」の趣向が見られる

「物事を表面的に捉えるのではなく、裏側や側面から穿(うが)つように掘り下げて笑いを誘う。情に訴えかける面白さじゃなくて、知的な部分に訴えかける面白さが新鮮だった」

「黄表紙は知識や教養が浅くても、みんなで謎解きを楽しむような、ふところの深い文芸だったと思います」

>筆禍により、黄表紙は政治ネタを避け、うがちの趣向を生かした作品は減る。折しもあだ討ちを題材にした作品がヒットし、草双紙のはやりは馬琴や十返舎一九らの手で、より物語性の高い作品へと移っていく。



[wikipedia:黄表紙]
 
[wikipedia:草双紙]


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[wikipedia:べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜]

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