2025年02月09日

名著を「初めて」「代わりに」読む【読書体験本】



「本離れ」の時代にヒットする読書体験本 著者が語る報道への違和感
  https://www.asahi.com/articles/ASSCT2HBDSCTUCVL008M.html

わかる、共感、「読書体験本」ヒット 名著を「はじめて」「代わりに」読む
  https://www.asahi.com/articles/DA3S16093387.html

>これまで読まなかったのは、読み方が分からない、たくさんある文章のどれが大事なのか分からないから。本が嫌いなわけではなく、友人らが本を読む姿に「かっこいい」と憧れていたという。

>海外文学が好きな友田さんは、新しい試みとして「本を代わりに読む」という手法を「半分冗談で」思いついた。読んでいる瞬間の驚きやワクワクを生のまま伝えようと、読書の最中に連想したザ・ドリフターズのコントやクリアできなかったテレビゲームなど、本筋からの「脱線」こそを実験的に記した。


そういう切り口があったのか!
これは企画勝ち!!

なお、コメントプラスで常見陽平さんが自著をPRされていますが、私は少年ジャンプとは接点がなかったのでほとんど感じるところはありません。


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2025年02月01日

『アステリオス・ポリプ』 デイヴィッド・マッツケーリ

アステリオス・ポリプ - デイヴィッド・マッツケーリ, 矢倉喬士, はせがわ なお
アステリオス・ポリプ - デイヴィッド・マッツケーリ, 矢倉喬士, はせがわ なお
  
  
『アステリオス・ポリプ』 デイヴィッド・マッツケーリ
 矢倉喬士、はせがわなお〈訳〉 サウザンブックス社
  https://www.asahi.com/articles/DA3S16074464.html

マンガの可能性に徹底的にこだわった、驚嘆すべき一作
  https://book.asahi.com/article/15494972

>これだけ内容と表現形式を練り込んだマンガに今まで遭遇したことがあっただろうか。読み返す度にそんな思いが湧いてくる。

>彼の現在と過去と記憶が交錯する展開の中に、歴史や神話、認識論や文化論など、多くの現代的な問題に結びつくテーマがちりばめられ、マンガという形式のもつ可能性に徹底的にこだわりながら思索が深められていく。

>マンガとは、つまるところ絵と文字の組み合わせだ。著者はそれを線、面、形、色などの根源的な次元にまで降り立って、思い切った表現を試みる。

>表現の注目点を変えながら、何度も読み返すと、この作品に投入されたアイデアの量に圧倒されるが、作品の外観は簡潔でシンプルだ。

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2025年01月07日

『坂の上の雲』と司馬遼太郎



(百年 未来への歴史)デモクラシーと戦争:6 歴史を物語るということ
  https://www.asahi.com/articles/DA3S16120054.html

司馬遼太郎が恐れた誤解と弊害 映像化を断り続けた「坂の上の雲」
  https://www.asahi.com/articles/ASSDS14J6SDSUPQJ00NM.html

>司馬史観とは「定義はないが、強いて言えば、明治を好意的にとらえる歴史の見方」と福間さんはみる。だが、「司馬史観を単純に『日本人の誇り』を喚起するものとするのは、司馬作品の誤読で、司馬が懸念した読まれ方だろう」という。

>司馬の妻で、映像化発表時に理事長だった故福田みどりさんは当時「私の死後に勝手に映像化されるより、ちゃんとした作品を今作ってもらうことにした」と語った。現理事長の上村洋行さんは「戦争の醜さ、悲惨さを直接的、または親から聞いて間接的に知るNHKのスタッフ、プロデューサーが最後の世代になったから」と説明する。財団は、戦闘シーンが派手な戦争ドラマにはしないように伝え、脚本を固めるまで2、3年、NHKと議論したという。

>「日本軍による略奪はなかった、と司馬は書いているじゃないか」と反発する声もNHKには届いたという。NHK関係者は「右からも左からも批判される。難しい作品だった」と語る。

>福間良明・立命館大教授は「今の自分たちにとって心地も都合もいいものとして歴史を見れば、ある種の一体感は生まれるだろうが、それは危うい社会でもある。自身のイデオロギーや『正しさ』を揺さぶられる歴史の見方、読書が大切ではないか」と考えている。


西尾幹二・藤岡信勝・小林よしのりらが「司馬史観」を掲げて立ち上げた「新しい歴史教科書をつくる会」の登場は悪夢のような時代だった。
しかし現在はそれよりもっと悪くなっているが。


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2025年01月05日

暗闇の効用 ヨハン・エクレフ 永盛鷹司・訳 太田出版




暗闇の効用 ヨハン・エクレフ
 永盛鷹司・訳 太田出版

  https://www.asahi.com/articles/DA3S15766303.html

光害を批判 21世紀の陰影礼賛
  https://book.asahi.com/article/15028325

>本書を通して、著者は「コウモリ研究者、旅行者、暗闇の友として夜に奉仕してきた」20年の経験を読者とともに共有し、人工の光が、生物の体内時計をいかに乱しているかを明らかにする。本書は文明批評とも読めるが、21世紀のもうひとつの「陰翳(いん・えい)礼讃(らいさん)」の書でもあると思えた。


今回はこうきたかの横尾忠則さんのアート書評。
書評コーナーの1・2ページ目を読むのが1年以上遅れているので今頃のツイートになってしまった。



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ラベル:横尾忠則
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2025年01月04日

近畿地方のある場所について 背筋 KADOKAWA

近畿地方のある場所について 背筋 KADOKAWA
  https://www.asahi.com/articles/DA3S15778151.html

虚実を漂う邪悪なたくらみ
  https://book.asahi.com/article/15041925

>このように実録を装ったフィクションのことを「モキュメンタリー」と呼ぶ。モック(まがいもの)+ドキュメンタリーの意だ。映像畑から広まった用語だが、小説でも作例は多く、近年も怪談ライター・梨の『かわいそ笑』、ユーチューバー・雨穴の『変な家』などヒット作が相次ぐ。虚構と現実の境界を突き崩すモキュメンタリーの手法は、ホラーとの相性が抜群。本作にも読み終えたことを思わず後悔するような、実録風ならではの邪悪なたくらみが隠されている。


私は信じやすいタイプなので、モキュメンタリー形式でやられると本気で信じてしまう。
『第三の選択』も本気で信じていたくらいである。


近畿地方のある場所について - 背筋
近畿地方のある場所について - 背筋

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2025年01月03日

昭和 街場のはやり歌 戦後日本の希みと躓きと祈りと災いと 前田和男 彩流社

昭和 街場のはやり歌 戦後日本の希みと躓きと祈りと災いと
 前田和男 彩流社

 https://www.asahi.com/articles/DA3S15784250.html

社会の深層の真相に近づき語る
 https://book.asahi.com/article/15047878

>「はやり歌」から戦後日本の深層を見るという試みの書だが、二十数曲に及ぶ歌の背景、歌手の人生、歌の生命を豊富なエピソードで語り継ぐ。図らずも歌謡社会学というべきジャンル創出の感さえしてくる。


OLDIES 三丁目のブログ
 資料的価値のある本【昭和の童謡アラカルト】長田暁二
  https://diletanto.hateblo.jp/entry/2024/12/28/204248


昭和 街場のはやり歌;戦後日本の希みと躓きと祈りと災いと - 前田 和男
昭和 街場のはやり歌;戦後日本の希みと躓きと祈りと災いと - 前田 和男

続・昭和 街場のはやり歌;戦後日本の希みと躓きと祈りと災いと - 前田 和男
続・昭和 街場のはやり歌;戦後日本の希みと躓きと祈りと災いと - 前田 和男




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2024年12月28日

同姓同名のタナカヒロカズさん



[wikipedia:田中宏和運動]

タナカヒロカズ運動  http://www.tanakahirokazu.com/

佐藤さんが増えていくらしい
  https://yorodzu.seesaa.net/article/503295786.html

11月8日は「X線」の日フッフ〜
/冬限定の和歌山名物 いも膳の担々麺/タナカヒロカズさん集まれ
  https://yorodzu.seesaa.net/article/454754944.html


田中宏和さん - 田中宏和, 田中宏和, 田中宏和, 田中宏和, 田中宏和, 田中宏和, 田中宏和, 田中宏和, 田中宏和, 田中宏和, 田中宏和, 田中宏和, 田中宏和, 田中宏和, 田中宏和, 田中宏和, 田中宏和
田中宏和さん - 田中宏和, 田中宏和, 田中宏和, 田中宏和, 田中宏和, 田中宏和, 田中宏和, 田中宏和, 田中宏和, 田中宏和, 田中宏和, 田中宏和, 田中宏和, 田中宏和, 田中宏和, 田中宏和, 田中宏和

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