「氣」の流れに乗れば
仕事がはかどる!
社運が開ける!
諸葛孔明や山本勘助も知っていた
「攻め」の風水(帯より)
本来、風水とは、軍事や政策決定に使われてきたもの、戦う人間が使うものだったといいます。
「現代の日本では風水は、西に黄色いものを置いたり、黄色い財布を持てば金軍が上がる、といった類のお手軽なインテリア開運術という認識が広まっており、男にとって知的興味の対象には成り得ない占いの一種である。
ところが経営者や男性を対象とした講演会やセミナーで私が風水の話をすると、ほとんどの男性が身を乗り出し、真剣に話を聞いてくる。風水に対する認識がそれまで抱いてきたものと大きく変わるからである。」
「生年月日や方位を気にしたのも、金運や恋愛などのためではないのである。」
「元来、風水や占いは女性よりも、むしろ男性に活用されることのほうが圧倒的に多かったのである。(略)風水、占いが彼らの命運を左右するものだったのだ。」
風水に関するハウツー書というと、ああすれば良い、こうすれば良い、と結論だけ書かれて、理論や過程が書かれていないのが薄っぺらくて物足りないところでした。
ところが本書は、上に引用したように、男性向けの教養書として、いわば風水という中国の思想を解説した書。非常に読みでがあって密度が濃い本です。
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