2014年02月11日

大川恒平師の手相学

 手相について考える際、大川恒平師の手相学は、独自の地位を保っているでしょう。
 師は、手の平の線の流れを、


生命線(生産線)→健康線(肝臓線)→感情線(心情線)→頭脳線(知動線)


の順に流れていると考え、これはすなわち、人間が外部から酸素・栄養素を取り入れ、消費していく過程を表している、という仮説を立てられました。
 一方、運命線・太陽線・向上線など、後から現れる線は、後天的な精神・頭脳活動を表す、としています。
 また、独自の研究の結果、手の平の部位は大脳地図と対応していると発見され、対応図も掲載されています。
 師は、生物学に基づく新しい手相学を「科学的手相学」として発足されました。


「この新しい手相学はまだ出発したばかりで、まだまだ完全なものではありません。大方のご声援のあらんことを。」
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ラベル:大川恒平 手相
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2013年08月10日

人相学で地震予知!?南海トラフ

 先日、週刊現代を立ち読みしたら、嫌な記事が載っていました。
 2011年3月11日の東日本大震災を予言したというアメリカの予言者が、9月か10月に大阪で大地震が来る、と予言しているという記事。
 私はこの予言者も知らないし、東日本大震災を予言していたということも知らなかったのですが、有名な方なんでしょうか?
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2013年02月16日

うらない街道手相入門



     
岩佐泰延の占い入門」と同じく、岩佐師の占いに関する随筆やら占例やら占いの基礎講座まで多彩な内容。
 表紙・裏表紙と本文冒頭に計3枚の写真が掲載されています。岩佐師のお仕事の様子が伺える、貴重な資料ですね。
   
 表紙は、大道易学六魔における呼び込み・客寄せの場面でしょうか。
 今はこういったことをされる方は少なくなっているので、滅多に見られない場面ではないでしょうか。
 裏表紙は、街占のシーンでしょうか。筮竹と算木が見えますね。
 一般的な街占のイメージそのものの光景ですが、意外とこのような典型的な街占を見ることも少なくなっているのではないでしょうか。特に、筮竹や算木を使われる方も少なくなっているようですし。
  
 本文冒頭に掲載されている写真は、顔の絵や十二支の絵を前に岩佐師が説明をしているシーンです。
 これも現在ほとんど見ることのできない大道易六魔の様子ですね。
「大道易学六魔」は、庶民の間に伝わってきた伝統芸能なのです。
 継承していきたいですね。
 現在演じている方はあまりいないのですが、意外と需要あるのではないでしょうか?
 
……というように本書は、現在忘れられつつある大道易学六魔の片鱗が伺える、貴重な資料なのです。
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2012年12月23日

キセキの手相術―一瞬で未来がわかる


     
 手相の解説コーナーと、
 著者の福田隆昭師が語る開運のコツなどの人生訓コーナーで構成されています。
 後者が、福田師の占術の知識と人生経験がにじみ出ていて明快で含蓄あって良かった。
    
沖縄の父 キセキの人生開運術―迷えるあなたの悩みをズバリ解決!
も拝読したくなりました。
     

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ラベル:手相
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2012年11月19日

心易占い開運秘法 時計で易占い


         
筮竹もサイコロも使わないで、時計があればいつでもどこでも占える
……という易占いの書。
アナログの腕時計の短針 長針 秒針 の位置で内卦・外卦・爻変(動爻)が決定するというもの。
確かにこれならアナログ時計があれば占えます。
                 
著者の波木星龍師は、実際にこの方法でズバズバ的中させておられるようです。
読者の生活に実際に役に立つ占いの書を著すという著者の姿勢は立派です。
占いの書にはわざと間違ったことを少し入れておく、間違いに引っ掛かった人を見つけてあざ笑っている、なんて悪質なことをしたり顔で偉そうに大家ぶって書いている変な人もいることを思えば、非常に良心的ですね。
                
良心的に秘伝の占法を公開されたプロに一素人が物申すのもおこがましいのですが、少々疑問に思うところがあります。
               
短針の変化は長いスパンなのだから、同じような時間帯に占えば、高い確率で同じ内卦の卦が出ることにならないでしょうか。
例えば一日を決まったパターンで過ごしている人なら、同じような時間帯で卦を出すと、同じ内卦が出てしまいます。
(勤め人が昼休みに占うなど)
プロの占い師が店を出して鑑定している時間帯も大体同じことが多いので、この方法を使うと、出てくる卦も限られてくるのではないでしょうか。
              
しかし、実際に試しもしないであら捜しするのも失礼なことですね。
疑問に思う前にまずやってみるのが大切なことです。
よく成功哲学の本で書かれていますが、
「アドバイスを実行する前にできない言い訳をする」
のが成功できない人の典型例です。
それが、
「講師や著者になる人と、いつまでも聴衆や読者でいる人との違い」
「名鑑定家になる人と、いつまでも占いの本の読者でいる人との違い」
なのでしょう。
      
プライベートな時間で咄嗟の時に占うには、覚えていて損はない方法だと思います。
例えば、留守番電話に入っていたメッセージの内容を、かかってきた時間を卦に直して想像してみるのも勉強になりそうです。
(その場合はアナログ方式より、デジタルの数値を八払いで卦に直す方が直接的ですね)
        
本書では易卦の説明が、「恋愛」「相性と結婚」「仕事と金運」にポイントを当てて詳しく説明されています。
道具を使って易占をする際にも本書の解説が役に立ちそうです。
しかしサイコロや筮竹、カードやコインがなくても占えるのは便利ですね。
梅花心易を学びたくなりました。
        
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posted by 三丁目の書生 at 21:56| Comment(1) | TrackBack(1) | 占い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月10日

奇跡の八卦 命の易学

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   奇跡の八卦―あなたの天命を導く中国八千年の叡智 (Terra books)
  ↑貴重なオビ付き画像は楽天ブックス様から。残念ながら私の所持している本はオビがない。
          
 占いには命相朴があり、朴の占いの代表的なものが易とされています。
 ところが本書では、誕生日時を易の六十四卦に変換し、性格判断に活用するという、命の占いのような使い方をしています。
 易の新しい活用法・革命(沢火革)ではないでしょうか。
    
 易でも、姓名の画数で上卦と下卦を得て六十四卦を得るという方法があります。
 誕生日を数字に分解して占うという方法は、西洋の数秘術でも行われています。
 本書でも誕生日時を易卦に変換するのですが、旧暦に直すのがポイントです。
 干支を使うのなら新暦・旧暦は関係ないのですが、誕生日を使う占いでは新暦を使うか、旧暦を使うかでも違いが出てくるのではないでしょうか。
  
 本書の方法に従って私も運命の八卦(奇跡の八卦)を出してみました。
 そして得たのが「水地比」。
 説明を読んで、なるほどこれは当たっている、と思っていました。
 しかし再確認すると、出し方が間違っていたと分かり、正しくは「雷水解」でした。
 これも説明を読むと、非常に激しく当たっていることもあり、あまり当てはまらないこともあり。
「水地比」は平均レベルで当たっているようで、「雷水解」は上下に変動が激しいような。
 おおまかに性格をみても、震卦(勇者の卦) というより坎卦(策士の卦)なんですが。
 それでも、人を動かすカリスマ性や人望がなく結局一人で孤立して動かざるを得ないから、やっぱり勇者タイプなんでしょうか。
    
 まあ64種類もあって、限りあるスペースに書かれた説明文なので、片っ端から読んでいけば、当てはまりそうなのが何種類もありそうなのは当然と言えます。
 本書はほんのさわりの部分だけなので、この占法の深いところは書き尽くせるものではないでしょう。
 一度自分の八卦を出して検討してみる価値はあると思います。
 公式サイトでは自動的に出してくれるプログラムも提供されていますので、一度調べてみてはいかがでしょうか?(あれ?数日前までプログラムが見られたんだけど。計算間違えもこのプログラムのおかげで分かったんだけど。もしかして著書の新版が出るとか、変化があるのだろうか?)
  
東洋精神文化研究所
  http://toyobunka.main.jp/wiki/
町の按摩さん blog
 八卦&六十四卦・自動計算スクリプト
  http://anma.air-nifty.com/anma/2005/01/post_11.html
 六十四卦、アップ完了
  http://anma.air-nifty.com/anma/2005/02/post_8.html
      

奇跡の八卦―あなたの天命を導く中国八千年の叡智 (Terra books)
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posted by 三丁目の書生 at 20:17| Comment(4) | TrackBack(1) | 占い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年11月06日

勝ちの手相 叶える気学

三楽舎プロダクション
発売日:2011-12-01


          
「手相本初!!
 気学を織り交ぜた人生に勝ち、願いを叶えるための指南書!!」
「これまでの手相本にはなかった気学とのコラボレーション」

         
……って、一体どんな本だ!?
               
 見開き2ページ単位で、左に手相の形、右に九星ごとのアドバイスが書かれるフォーマット。
 つまり、九星ごとの性格を想定して、手相の形ごとにアドバイスしている?
 この方法、他の色々な占術を組み合わせるのに使えそうではないでしょうか。
(方位の要素は考慮されていません。ということで、あくまでも手相主体の書です。)
              
 あと、手相の形を、島田秀平さんのように、キャッチーなネーミングで紹介しています。
              
「狙ったものは逃がしま線」
「情に溺れま線」
……等と、プロのお笑いの島田師ともいい勝負のネーミングもあります。
                  
 また、手の平の丘を、七福神で例えるのは秀逸なアイディアですね。
 日本ならではの例えです。
 この考え方、もっと広まってもいいのではないでしょうか。
(しかし、今の若い人は七福神を知らなかったりして?)
              
 あと、頭脳線の分類で、
「生命線の下から出る頭脳線(神経質線)」
の分類があるのがうれしい。
 実は私の頭脳線は、わずかですが生命線の下から出ているので気になるのです。
 この形の頭脳線について、書いていない本も多いのです。
 そんな流派の方は私の頭脳線について、「生命線とくっついている」と言うのですが、よく見ると生命線と交差して下から出ているのですが。
 まあ本書にも記されていますが、あまりいい線ではないので長所を重視する流派ではなかったことにしておく方が都合がいいのでしょうが。
(……とこんな風にネチネチと追求するのも神経質線ゆえでしょうか?)
 
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posted by 三丁目の書生 at 21:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 占い | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする